コンドラシンの鋭利な指揮が炸裂しショスタコーヴィチの真実を抉り出す衝撃的名演
ショスタコーヴィチの交響曲全集を世界で初めて完成させたコンドラシンとモスクワ・フィルによる録音で、第5番が抱える悲劇性と昂揚をソ連時代の空気を纏った引き締まったサウンドで捉えた歴史的演奏。
ショスタコーヴィチ作品の解釈において大きな存在感を持つコンドラシンが、第5番の核心を鋭く描いた名演で、モスクワ・フィルの重心の低い響きが作品の陰影を鮮明に押し出す。冒頭の厳しさを湛えた流れは楽章が進むごとに緊張を深め、深い祈りのような静謐を保つ第3楽章では管弦楽の均衡した表現が際立つ。終楽章の推進力は圧倒的で、強靭なリズムと金管の迫力が曲の持つ複雑な感情を浮かび上がらせる構築となり、勝利と苦悩が交錯する独自の読み取りが形作られている。ソ連の実像を背負った演奏として聴く価値が大きい一枚。
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A:
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1)
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1. Satz: Moderato
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2)
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2. Satz: Allegretto
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B:
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1)
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3. Satz: Largo
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2)
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4. Satz: Allegro Non Troppo
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Composed By - Dimitri Schostakowitsch
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Conductor [Dirigent] - Kyrill Kondraschin
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Liner Notes - Kurt Hahn
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Orchestra - Sinfonieorchester Der Moskauer Staatlichen Philharmonie
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Photography By - Werner Neumeister