抒情詩人ルプーがメータと共演し若きベートーヴェンの輝きを詩的に描いた名協奏曲
比類なき歌心で知られるラドゥ・ルプーが、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルと共にベートーヴェン初期の二つの協奏曲を録音し、透明なタッチと柔らかな音色で作品の推進力と抒情を自然に浮かび上がらせた一枚。
ラドゥ・ルプーが残したベートーヴェン協奏曲録音の中でも、初期の二作品を収めた本盤はその詩的な音楽観が際立つ内容だ。イスラエル・フィルをまとめるズービン・メータの伸びやかなサポートのもと、ルプーのピアノは過度な誇張を避けながら純度の高い歌を紡ぎ出す。第1番では作品全体に漂う古典的な明朗さを、透明感のあるタッチで自然に描き、第2番では内声の動きまで丁寧に捉えた柔らかな音色が印象に残る。随所で示される呼吸の深さと間合いの妙が魅力で、若いベートーヴェンに宿る爽快さと抒情が穏やかに共存する演奏として評価の高い一枚。
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A:
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1)
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1. Allegro Con Brio
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2)
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2. Largo
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3)
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3. Rondo: Allegro Scherzando
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B:
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1)
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1. Allegro Con Brio
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2)
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2. Adagio
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3)
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3. Rondo: Molto Allegro
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Composed By - Ludwig van Beethoven
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Conductor [Dirigent] - Zubin Mehta
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Grand Piano [Klavier (Steinway-Flügel)] - Radu Lupu
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Orchestra - Israel Philharmonic Orchestra